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「市議を目指しやすい環境整備検討」に向けたアンケート

2017年06月15日 20:30

 去る3月、議長が「市議を目指しやすい環境整備検討会」を発足し、提言書を作成するよう指示し、9名で構成する検討会が、これまで延べ6回検討を進めてきました。このたび、その議論をさらに深化するために、議員全員へのアンケートを実施することになり、回答を求められましたので、次の通り、回答しました。

「市議を目指しやすい環境整備検討」に向けたアンケート

回答者氏名  平良木哲也

Q1. あなたは、どのようなきっかけで議員になりたいと考えましたか?

 私は大学卒業以来27年余り市内の私立高校に勤務し、教員生活の中で、一人ひとりを大切にし、すべての生徒の成長を見守ることをめざして努力して参りました。また、同時に子どもたちがより学びやすい学校、同僚がより働きやすい職場を実現すべく、教育条件や労働条件の改善をめざす運動にも取り組んで参りました。

 しかし、力不足からなかなか思うような状況を作り出すには至りませんでした。逆に、昨今の厳しい社会情勢の下、子どもたちがのびのびと育ち合い、豊かな人間性を身につけることへの手助けが、ますますしにくくなっているような気がしておりました。

 これは、この日本全体が激しい競争社会になってきており、格差がますます広がる中で起こっている現象であるとも考えられます。そのため、学校の中だけでの努力や取り組みでは限界のあることと思われます。

 そこで、学校の中だけの世界から視野を広げ、広い社会の中で自らの思いを訴え、多くの方がより安心して暮らせることをめざすことを決意し、市議会議員として新たな道をめざすことを決意しました。

 決意に当たっては、員生活の中で培ってきた一人ひとりを大切にする理念を市議会活動に生かし、常に市民の立場に立った市民本位の市政をめざすことを本旨とすることとしました。

Q2. 出馬を決めた前後どんな障害がありましたか?またそれをどう乗り越えましたか?

 最も障害になったのは、退職の時期でした。市議会議員選挙が4月下旬であることから、その数ヶ月前から準備に専念することを考えると、年度の途中での退職となります。ところが、特に学校は4月から3月までの年度の区切りが明確であり、その途中に退職することは教育活動に大変な迷惑をかけることになります。

 結局、退職した学校や生徒、同僚には大きな迷惑をかけざるを得ない結果となり、内心忸怩たる思いをいまだに持っております。

 次には、当面の生活保持です。幸い連れ合いの収入や少しの貯え等でしのぐことができましたが、準備期間中の約半年は大変つらいものがありました。

 なお、日本共産党の場合は、個人で選挙の費用を負担するという概念はなく、政党として選挙活動を支えるほか、応援も多くのボランティアでまかなうことから、選挙費用の捻出という点では障害はありませんでした。

Q3. 初選挙の感想を教えてください。

 選挙活動を通じて、多くのみなさんに支えられ、同時に期待されているということを感じました。まさに「市民に負託された議席」であることを実感しました。

 「年齢で人を差別して医療から遠ざける後期高齢者医療制度は絶対に許せない。なんとかしてやめさせてほしい」「重い国保料を下げさせてほしいのが私の願いだ」「私学助成をもっともっと充実させてほしい」といった市民のみなさんの願いを、そのまま市政に反映させることをめざすという、まことに単純かつ明快な、議員の本来の仕事をするようめざすことが選挙活動そのものでしたので、非常にやりがいある選挙でした。また、政策などを訴えれば訴えるほど、多くのみなさんの共感を得られることも実感した選挙でした。

 また、市民のみなさんの暮らしを十分に支えられるような市政になっていないことを、日々実感する選挙でもあり、一日も早く議席を得て、市民のみなさんの思いを市政に生かさなくてはとの感を強くした選挙でした。

 ただ、多くの市民のみなさんに政策等を訴える中で、上越市の広さを実感しつつ、活動のたいへんさも身にしみた次第です。

Q4. 議員になって良かったこと、悪かったことはなんですか?

 Q3で述べた市民のみなさんの思いを直接市政に伝え、生かさせることができるようになったことが、最大の「良かったこと」です。それ以上でもそれ以下でもありません。

 ただ、これまでの長い教員生活の中での、授業などの子どもたちとの直接的なふれあいの場を持てない立場になったことが、少々残念なことではあります。

 また、地域などでの多くの市民のみなさんとの関係も増え、つながりが深くなって暮らしの願いをより深く把握できるようになった反面、儀礼的な面での負担が増えたというつらさもあります。

Q5. どうすれば若者や女性が市議会議員を目指しやすくなると思いますか?

 まず、市議会議員を目指しやすくなるようにする対象は、若者や女性に限らないことを確認したと思います。

 市議会議員の役割は、市民の思いや声を市政に反映させること、市政を厳しい目でチェックすることなどですが、このことを全うすることが大事であり、そのためには性別や年齢、階層は問わないはずです。また、現実には、若者や女性に限らず、どんな人にとっても市議会議員を目指すには高く大きなハードルがあり、そのハードルそのものを下げることが必要であると思います。

 とはいえ、性別、年齢、階層に限らないはずの市議会議員の構成が、上越市議会にあってはかなり偏っていることも事実です。そこで、その構成の偏りの是正を目指すということは、一方で重要であると思います。

 そこで忘れてはならないことは、性別、年齢だけでなく、階層にも目を向ける必要があるということです。もちろん、女性や若者が市議会議員を目指しやすくすることも大事ですが、正規および非正規労働者、極小規模自営業者(農家を含む)、無職の市民などが市議会議員を目指しやすくするこことも、同時に重要です。女性や若者だけに限定することは間違いです。

 さて、そうした観点で考えると、次のようなことが言えるのではないでしょうか。

 まず、何よりも生活を支えることです。職場を退職せずに選挙に挑戦できるよう、選挙までの数ヶ月間の有給休職制度、議員としての活動期間中の無給在職制度を、すべての事業所が制度化することが、その一つです。また、自営業のように、収入そのものが補てんできない場合に対応して、選挙準備期間中の生活資金の支援、融資制度などもあって良いと思います。

 また、子育て支援制度を更に充実させ、保護者たる市民が、子どもの安全な日中生活を低い負担で委ねることができるようにすることは、男女問わず大事なことです。

 女性に特化して言えば、男女共同参画推進センター登録団体のみなさんが推進しているように、地域のいろいろな組織や職場の中での女性の地位を高め、常日頃から女性がその力を発揮して活躍できるようにすることが必要です。それなしに、女性が市議会議員にだけはなりやすいというようなことはあり得ません。

 さらに、選挙活動の費用の負担が大きいことの解消のための方策も必要です。

 公職選挙法の改善が前提にはなりますが、供託金の廃止、選挙費用の公費負担の強化、実態に合わせた選挙期間の柔軟化などが課題でしょう。また、それぞれの政策や主張を、費用負担なしに市民にしっかり届けることができるようにするしくみ作りも大事です。

 上に述べたことは、必ずしも若者や女性だけにとって議員を目指しやすい条件ではありませんが、だれもが議員を目指しやすくすることで、女性も若者も結果的に目指しやすくなるのではないかと思います。